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知ってた?日本はリラックスグッズの宝庫!
知ってた?日本はリラックスグッズの宝庫!

様々なテクノロジーが進化し、移動や通信手段においても距離感が縮まり便利な時代を謳歌している昨今ですが、その一方でそうしたスピード感に困惑し、心身共に余裕がなくなり、知らないうちにストレスがたまっています。そんなストレスを発散させてくれる癒しグッズが次々と登場し、職場でも家庭においても簡単に使うことができる手軽な手段として、慌ただしい日常のひと時をほっと和ませてくれる癒しとなっています。禅/ZENという言葉が世界に知れ渡ってまだ数十年ですが、日本はそのZENの心得が国民のDNAに染みつき、遠い昔から心を癒すすべを知っており、様々な癒しグッズを開発してきた先進国でもあるのです。また中国に起源を発する東洋医学の視点からも、日本独自のリラックス処方も数々発明してきました。そんな昔ながらの癒しグッズやリラックス処方が現在どのように進化し、代替的な機能を果たしているのか、そんな比較的な観点から、現在に息づく伝統的な癒しグッズと進化版をご紹介してまいります。日本の禅庭でよく見かける鹿威しは、竹のはじける音が心地よい伝統的な癒しグッズですが、実はこのグッズは潔い竹の音ではなく、それが響き渡る「静けさ」を堪能するものなのです。そんな静けさを体感できる「鹿威し」は、広い庭がなくても身近で楽しむことができるようになりました。それが「ミニ鹿威し」です。鹿威しでは流れる水の音もまた癒しを与えてくれます。幼い頃の川遊びや水遊びの思い出がよみがえり、自然の中に身を委ねる感覚を体感できるからとも言われています、最近ではそんな水のせせらぎを、インテリアとしても楽しめる癒しグッズも沢山登場しています。日本古来からある伝統的な癒しグッズの一つが風鈴です。岩手の南部鉄器風鈴など歴史ある金属製の風鈴は、リーンと長く凛とした響きが心にまで清涼感を与え、江戸ガラス、琉球ガラスなどでつくられるガラス製の風鈴は、短いチリンチリンとした軽快で心躍る懐かしさを与えてくれます。欧米の風鈴とも言えるウィンドチャイムもまた歴史は古く、元々パーカッションという楽器の元祖であり、悪除けとしても使われていました。それが今では癒しグッズとしてきらびやかなガラス製なども登場し、様々なヴァリエーションで目にも耳にも楽しませてくれます。日本に生まれた日本人であることに幸せを感じることの一つは、お風呂を楽しむ文化があることです。風呂桶にゆったりつかり日々の疲れをとるという習慣は、新鮮な水が豊富な日本ならではの贅沢と言えるでしょう。そんな贅沢にさらに極上の癒しを与えるグッズを日本では早くから発見していました。それがゆず湯です。元々は風邪予防の身体息災の意味でゆずが使われていましたが、柑橘系の香が疲れをさらに癒してくれたものです。そんな風呂文化を贅沢な癒しに押し上げたのが入浴剤の登場です。19世紀末には既に製品化されており、バスクリンで認知度を高め、「香・色・効用」など研究開発を重ねバブルや疑似温泉を楽しめるタイプなどが登場しています。その日の気分で多種多様なバスタイムを満喫できる、日本人のみに与えられるプレミアムな癒しグッズと言えるでしょう。近年外国でも人気の盆栽は、中国を起源とし日本風に独自の進化を遂げ、平安時代から伝わる日本古来の伝統的な園芸文化です。鉢の中に自分だけの自然宇宙を創り出し、毎日愛情を注いで育てる所作は癒しであり既に禅そのものの営みです。そんな盆栽がミニサイズになって、気軽に楽しめるようになりました。小さいのでオフィスや部屋のインテリアとして毎日チラ見するだけでも癒しを与えてくれます。自分で毎日水やりや剪定など行う行為もまた、日々の使命感となって充足感を与えてくれ、さらに「自分が育てる」という発動的なエネルギーが結果として目に見えるため、達成感を味わうことができるのです。肩こりは日本人の国民病とも言えるほど、日本人の誰もが経験する生活習慣病です。堅い石灰土壌で育った欧米人は骨が丈夫で肩こりとは無縁ですが、軟質土壌で育った日本人は一般に骨がもろく、5kgの頭を支える首や肩の骨も欧米人に比べると弱いため、首や肩の筋肉にその負担がかかるからだと推測されます。昔から、日本人は自分で肩たたきや肩もみするか、人にしてもらうという手段を使っていましたが、肩たたき器が登場すると自分で肩をたたけるので随分癒されたものでした。近年では自ら力を加えなくても自動的にマッサージしてくれる小型のマッサージ器なども登場し、機種もバラエティに富んでいます。首と肩をほぐしてくれるマッサージ機能付きのタイプやツボ押し効果のある肩たたき器など、どれも軽くて持ち運びが便利なので、オフィスや出張にも手軽に携帯できます。人体の気と血のエネルギーの通り道として重要な役目を果たす「経穴=ツボ」は、心身の癒しの要として古くから注目されていました。ツボを刺激する鍼灸は中国医学から発展し、日本でも独自の進化を遂げ、痛みを抑える鍼灸や指圧といった施術も発達してきました。ツボは頭から足まで全身にあるものですが、マッサージ器もその部位に即した機能的なグッズが沢山登場しています。

【頭皮マッサージ】
頭皮の血流を促すことで、抜け毛の予防、発毛促進といった育毛効果だけでなく、疲労回復、デトックス効果などの健康効果、さらに女性に嬉しいアンチエイジングといった美容効果もあるとされています。【ツボ押しバー】
首・肩・背中・腰など広範囲に渡って、凝っているツボを的確にとらえ、軽く力を加えるだけでセルフマッサージできる便利な器具です。最初に登場した時はその効力に感激したものですが、最近では熱効果が加わったものなどさらなる進化を遂げています。【足ツボマッサージ】
第2の心臓と言われている足は健康な体を維持するのに重要な部位であり、特に足裏は体全体のツボが集結し、各部位に刺激を与えて気血の流通を促すことで、疲労回復や病気治療に役立つと言われています。小型で軽量な足マッサージ機はオフィスの机の下に置いて、仕事中でも自動的にマッサージ効果を得ることができます。中国の出典『戦後策』に「高枕安眠」という言葉があるように、高い枕は深い眠りを与えるものとして、日本でも古来から愛用されてきました。しかし近年、高枕が肩凝りや不眠を引き起こすとして、病理学的にも危険なグッズとして注意喚起されるようになってきています。睡眠は健康の基本とも言える人間の大切な生理機能であり、快適な睡眠は明日への活力へとつながります。そんな快眠を生む枕が沢山登場しています。横寝姿勢に適したもの、低反発枕、速乾性のある枕、高さを調整できる高反発枕、磁力を使った血行促進枕などなど豊富な種類がありますが、自分に合った枕を選ぶことが快眠へとつながるでしょう。日本には「香道」と呼ばれる独自の禅文化があり、香りをかぎ分ける繊細な感性を育んできました。一方で「お香」は焼香などによって純粋に香を癒しグッズとして生活に溶け込んでいたのです。香の香りには脳内にアルファ波やエンドルフィンといった快感をもたらす物質が分泌され、癒し効果があることを先人たちは気付いていたのです。現代では、お香も進化を遂げさまざまな香りや色が登場し、部屋のインテリアとしても人気あるアイテムとなっています。植物から抽出した天然オイルや精油を使ったアロマオイルもまた癒しの香りグッズとして人気があります。部屋に飾るだけでなく、肌に塗ることができるのもアロマオイルの特徴の一つです。日本の伝統的なリラックスグッズとその進化版をご紹介してまいりましたが、如何でしたか?昔から自分を律することの多い日本人はストレスとも上手く付き合い、様々なリラックスグッズを発明してきました。最近では100均ショップでも安く手に入るグッズも沢山登場し、「リラックス」という言葉がより身近なものとなり生活習慣として根付いてきています。グッズを使う場所は家庭でも風呂場でも職場でも電車でも人さまざま、自分の好きな場所で自分に合ったグッズを選んで、自由に使いこなすことが真のリラックスにつながることでしょう。今日のリラックスは明日のエネルギーへとつながります。今からリラックス習慣を初めて、エネルギー全開の充実した毎日を送ってみませんか?

ついやっちゃってるかも?! 実はリラックスできてない家での過ごし方
ついやっちゃってるかも?! 実はリラックスできてない家での過ごし方

「休んでいるはずなのに疲れが取れない」「頭痛や肩こりがひどい」「眠りにつくまでに時間がかかる」こんな経験はありませんか?
もしかしたら、「リラックス」するために家で行っていた行動が、実は逆効果になってしまっているのかもしれません。
息抜きをする時間は、体や心の健康に繋がる心地よい大切な時間。間違った方法で「休んだはずなのに疲れが取れなかった」なんて、次の日に疲れを残すのは勿体ないですよね。

この記事では、「家でリラックスできる過ごし方」と「間違った過ごし方」、そして快適に過ごせる部屋について解説していきます。休日や仕事終わりの過ごし方は、外に出かけたい人、家でのんびりくつろぎたいと思っている人など様々ですが、実は「休日は家でのんびりしたい」と思っている人が半数以上いると言われています。

普段ストレスに晒されている現代人にとって、家という快適な空間でひと休みできる時間は癒しのひとときです。普段外では周りに気を使い、常に気を張っている分、家で自分一人になれた時は精神的にも肉体的にもストレスから解放されますよね。

疲れを癒す場所や、息抜きできる場所は、家だけとは限りませんが「家が一番リラックスできる」と思っている人が多いのは事実です。

せっかくの家でのひと休みの時間。快適に過ごすために、リラックスできる過ごし方や快適な部屋を作りを意識してみてはいかがでしょうか。 普段、家でのリラックスタイムでは何をしていますか?

「リラックスしている状態」というのは、結論から言うと自律神経のひとつである「副交感神経」が働いている状態のことを指します。

この副交感神経と反対の作用をもつのが「交感神経」ですが、興奮したり刺激を受けると交感神経が優位な状態になります。実は多くの人がリラックスタイムに、以下のような交感神経が働く行動や副交感神経に悪影響を与える行動をしています。


【リラックスタイムにやってしまいがちな行動】
・スマホやPCを見ている
・昼過ぎまでゴロゴロしている
・シャワーだけですます
・疲れをとるため、運動をしない


このような行動は、一見くつろげているように見える行動ですが、実際はリラックスからは遠ざかるものばかりです。

また、仕事の疲れを癒すため、夜は家でお酒をたしなみながら、至福のひとときを楽しんでいる方もいるでしょう。しかし、アルコールもあまりおすすめはできません。

お酒を飲んでリラックスして、眠気を誘い睡眠に入るという方も少なくありませんが、実はアルコールは脳を刺激してしまい、リラックスに関しては逆効果になってしまうことがあります。

たしなむ程度ならば心地よい時間を過ごせますが、できるだけ量を控えめにするとよいでしょう。スマホやPCは多くの情報が脳に入ってくるため、脳がひと休みすることができません。SNSなどは常に周りと繋がっているため、見るだけでも余計なストレスを与えかねません。

また、画面からでるブルーライトも副交感神経に良い影響を与えないので、くつろぎたい時には向いておらず、睡眠にも悪影響を与えるため特に寝る前はおすすめできません。

そして休日の朝ですが、「お昼過ぎまでゆっくりとゴロゴロ」は至福の時だと思っている方も少なくありませんが、お昼過ぎまで寝ていて「逆に体がだるい」なんて経験はありませんか?

体内時計がおかしくなってしまうと、自律神経を正常に働かせることができなくなります。伸び伸びとした快適な一日を過ごすためには、いつもの起床時間に起きるよう心がけることが大切です。

次に運動ですが、疲れているとしても全く運動をしないのもおすすめできません。軽い運動を取り入れて、筋肉の緊張をほぐしてあげるましょう。肩こりや頭痛が気になる人にもおすすめの方法です。快適なリラックスタイムを送る手助けになるでしょう。

また、お風呂はシャワーで済まさず、ぬるま湯に浸かりじっくり汗をかいてコリをほぐします。熱いお湯で交感神経を刺激しすぎないようにしてくださいね。仕事や人間関係は非常にストレスがかかります。家に帰宅してからも、仕事でうまくいかなかったこと、人間関係のトラブルを思い出してしまい、せっかくの癒しのひとときなのに、心地よい気分になれないこともあります。

そんな時は大きく深呼吸をし、心が落ち着くまで繰り返し行い、呼吸だけに集中するようにしましょう。呼吸を整えているうちに副交感神経が優位になり、気持ちを落ち着かせることができます。ではここで、家でリラックスするためのおすすめの方法をご紹介します。

【おすすめのリラックス方法】
・整理整頓をし、部屋を綺麗にする
・身体を優しくマッサージする
・深呼吸をする
・リラックス効果のあるアロマ、お香をたく
・スマホやPCの使用は控え、ヒーリングミュージック等の音楽を聞く


整理整頓はくつろぎ空間には必要不可欠です。片付いている部屋は気持ちが良いものです。

そして、疲れた日こそ体を優しくマッサージしてあげましょう。リラックス効果のあるアロマオイル、「ラベンダー、ベルガモット、ゆず」を取り入れるのも効果的です。お香を焚くのであれば、ヒーリング効果のある「サンダルウッド、ローズウッド、ユーカリ」が効果的です。

スマホやPCの使用はおすすめしませんが、リラックス効果の高いヒーリング系の音楽や、クラシックは脳をリラックスした状態へ導いてくれる効果があるため、ゆったりした気分になりたい時におすすめです。お部屋を見渡してみてください。お部屋のインテリアや小物、何色で揃えていますか?

「リラックス」できる部屋と聞くと、ついつい温かみのある暖色系のインテリアを選択してしまうことがありますが、実は暖色系のお部屋ではリラックスしづらいのです。

赤やオレンジといった暖色系の色には、脳を興奮させる効果があります。脳をひと休みさせたい、快適な癒し空間を作りたい場合は、暖色系は向いていない色ということになります。

逆に青などの寒色系の色には、精神を安定させる効果があり、気持ちを落ち着かせたり、集中力を上げたりする効果があります。

そして、青に続いて寒色系である緑は「森林」をイメージさせる癒しの色です。緊張を和らげたり、ストレスを軽減させる効果があり、リラックスすることができる色だと言われています。もしも「普段リラックスができていないかも?」と感じたら、まずは生活習慣を見直してみましょう。

例えば、休憩時間や帰宅後、休日にいつもスマホを見るのが習慣になっているならば、見る回数や時間を減らしてみるところから始めてみましょう。

今すぐにすべての習慣を見直すのは難しいことです。意識しすぎてかえってストレスになってしまっては意味がありませんので、できる範囲で心がけましょう。

休日や休憩時間に「深呼吸」を取り入れるなどは、リラックスするためにすぐに始められることのひとつです。新しい習慣のひとつとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、誰もがくつろげる家にするには、部屋を構成する色はとても大切なポイントとなります。

特に目を引くカーテンやカーペット、シーツ、ソファーなどは寒色系を意識して揃えると、家というくつろぎ空間を更に堪能することができるでしょう。



ちょっとした心がけで、家での過ごし方が快適になります。毎日をもっと心地よく過ごすため、今日からひとつでも「リラックスできる方法」を実践してみてくださいね。

部屋に自然光を上手に取り入れるテクニック
部屋に自然光を上手に取り入れるテクニック

明るい室内は気持ちも自然と明るくなり、ストレスレスな生活への第一歩でもあります。
自然光を上手に取り込んで、快適で心地よい空間で毎日をすごしてみたいと思いませんか?
インテリアのちょっとした工夫から、リフォームを考えている方、これから住宅を新築する方に向けて様々なアイデアをご紹介します。室内に自然光を取り入れると言っても窓の大きさにも限度がありますし、大掛かりなリフォームをするほど費用をかけられないなど様々な事情があると思います。
そういった場合は考え方を少し変えて、取り入れた光を効率良く部屋中に広げられるような工夫をしてみましょう。光を広げる時に意識しなければならないのが壁や床、天井の色です。
効率良く光を反射する色は白なので、内装を白に変えることが最も効果があります。
白には少し抵抗があるという場合は、できるだけ明度の高い明るい色を意識して下さい。

内装を白などの明度の高い色に変えることで、窓から入った自然光を部屋の壁や床で反射させて奥へと届けることができます。
また明度の高い色は光をよく反射して明るく見えるので、部屋全体の印象が明るくなり室内環境の快適性向上につながります。内装を変えられないなどの事情がある場合は、床ならば白いラグを窓側に敷いたり、窓際の庭やベランダに白玉砂利を敷くといった方法でも効果が感じられるでしょう。
その他には本棚や食器棚、ソファ、テーブルなど、白い家具を意識して選んでみても効果があると思います。もう少し遊びを効かせたいという場合にはベランダや庭にビニールプールを置き、そこに水を張ってみると面白い効果が得られます。
太陽の光が水面で反射し、部屋の天井に程良いゆらぎ感のある光を生み出してくれます。
ゆらぎ感のある光は心地よく、ヒーリング効果も期待できるかもしれません。
ただしこの方法は水面に直射で太陽光が当たらないと効果を発揮しづらいので、ベランダや庭に入る太陽光の状態に注意して下さい。もう少し本格的に自然光を取り入れたい場合には、リフォームで窓を増やす(大きくする)のもひとつの方法です。窓の形や大きさにもよりますが、窓を増設する場合はできるだけ高い位置に設けるとたくさんの自然光を取り込むことができ、室内の快適さがアップします。
高い位置に設けるということはそれだけ奥まで陽が届くということなので、より効率的に室内を明るくすることができます。しかし、窓を増やすと言っても構造上大きな窓を開けられない場合もあると思います。
そんな場合はスリット状の窓を設ける、小窓を設ける、天窓(天井に開けた窓)を設けるという選択肢もあります。
特に天窓は設け方によっては室内の照明の代わりになるくらいの効果が期待でき、ストレスレスな明るさを得られる場合もあります。マンション住まいで窓を増設できない場合は、壁をガラス壁に変えたり、室内窓を設けるという方法もあります。

ガラス壁は、本来ならば光を遮ってしまう壁を光を通すように変えてしまおうという考えです。
その際にガラス壁のフレームをインテリアのアクセントとして設えると、部屋のグレードが一段上がります。

室内窓は主にマンションのリフォームで用いられることが多いです。
壁全体をガラスに変えるのではなく、室内の間仕切り壁に窓を設けて隣の部屋の光も感じられるようにする手法です。
全体をガラス壁にしてしまうとプライベート性に疑問を感じてしまう場合もありますが、室内窓であればカーテンを設けることで手軽にプライベートとの使い分けも行えます。
室内窓はリビングに隣接する壁だけでなく廊下に面する壁に窓を設けることで、廊下の明るさが確保でき、家全体がより快適になります。これから家を新築する、購入するという場合には、間取りや各部屋のあり方から考え直すということも可能です。例えば家族が集い、最も多くの時簡を過ごすリビングは自然光をたっぷり取り込んでストレスレスで心地よい空間にしたいと誰しもが思います。
その願いを叶えたいのであれば、窓際を2層吹き抜けにして高い位置まで窓を大きく取ると、部屋の奥まで光が届き心地よいリビングになります。

また、リビングというと南側の一番陽の当たる場所に計画されるのが一般的です。
南側のリビングには様々な利点があるのですが、光をたっぷり取り込める反面、夏は直射光による暑さが問題になります。
光は取り込みたいけど暑いのも避けたいといったように、相反した悩みが生まれてしまう場合もあります。

そんな悩みに対して北側のリビングが好まれることもあります。
北側のリビングは直射の光が入らないので、夏の日差しや夕方の西日に影響されることがなくなります。
直射が入らないので取り込める自然光の量は南側リビングには劣りますが、そこは窓を大きく取ったり、天窓を設ける、南側の高い位置から光を入れるなど様々な工夫で解消することも可能です。

北側は直射もなく1日を通して自然光の状態が比較的安定しているので、周囲をあまり気にすることなくカーテンを開けっ放しにしておける環境を確保できそうならば、検討の価値は十分にあると思います。

都会の住宅が密集した場所では難しいかもしれませんが、少し郊外で家を持とうと考えている方や、都心のタワーマンションの上の階に住む予定の方などは選択肢のひとつとして考えてみると、快適なリビングを実現するチャンスかもしれません。最後に少し変わった採光テクノロジーを紹介します。1つ目は、一般的には「太陽光採光システム」や「光ダクト」といった名称で呼ばれているシステムで、家の内部に設置した筒状の道を通して光を部屋まで届けるというものです。

その仕組みは、屋根に設けたユニットにて太陽光を集め、集めた光を内部が鏡になった筒を通して各部屋まで導くというものです。
各部屋に設置される光の出口部分は照明器具のような形やサイズとなるのが一般的で、このシステムで導いた光はリビングの窓から入ってくる自然光のように大きな面から入ってくるものとは異なったイメージとなります。
また、人工的な照明と違って太陽光の状態(雲の状態)によって光の量が変化します。

このシステムは室内の天井照明の代わり(または補助的役割)で設けることが一般的ですが、光の出口部分を天井に設けるのではなく廊下の壁に室内窓のようにして設けたり、各部屋の壁などに設けるなどの工夫をすると、窓がないのに外の自然光を感じられるという快適さを得られることでしょう。


2つ目はガラス瓦による採光です。
雨風を凌ぎ、強い日差を遮るのが瓦屋根の本来の姿ですが、ガラス瓦はその名の通りガラスでできた瓦なので、雨風を凌ぎながらも自然光を室内に取り込めるという次世代型の瓦屋根です。
特に都市部の密集した住宅地で、窓からだけの採光では十分な自然光が取り入れられないという場合に大きな効果を発揮します。
新築する際の住宅プランと組み合わせると天井のデザイン性も向上するので、自然光による明るくストレスレスな空間と心地よさ、快適さを同時に実現することも可能です。夜の人工的な照明と違って昼間の自然光は周囲の環境や立地の影響を受けますが、少しの工夫や、新築時に少し気をつけておくだけでも後々の快適さが大きく変わってきます。

我が家は自然光のある生活ができているかな…と感じた時には、今回ご紹介したアイデアを
参考に自然光との付き合い方を見直してみて下さい。

グリーンのある心地よい暮らしを手に入れよう
グリーンのある心地よい暮らしを手に入れよう

風に揺れる植物の葉を見ながらコーヒーを飲む時間は、心身ともにリラックスできる心地よい時間です。「部屋にグリーンを置きたいとは思うけれど、どのように取り入れたらいいのかわからない」といった疑問に、場所に応じたお手入れの簡単な植物の例を添えてご提案します。朝、窓を開けて部屋の植物に水をあげる時間は、爽やかで心地よい気持ちにさせてくれる貴重な時間です。緑色は、見ているだけで心を落ち着かせてくれ、緊張した心をほぐしてくれるヒーリング効果のある色です。
仕事やお出かけから帰ってきたとき、出迎えてくれたグリーンに心が癒された経験はありませんか?また、毎日お世話をすることで成長が見て取れ、育てる楽しみが生まれます。お部屋の中にグリーンを取り入れて快適でストレスレスな生活を送りましょう。リビングにキッチン、玄関にトイレと暮らしの空間には様々な場所があります。植物も環境に見合った場所でないと、せっかく手間をかけて育てても枯れてしまいます。お部屋の中でも日当たりや温度など、その植物にあった場所を選んであげましょう。人もグリーンも環境を整えてあげることで、元気で生き生きとした生活を送ることができます。快適な暮らしを整えるには、過ごす時間の長い場所から整えていきましょう。リビングはくつろぎの空間として家族が集い、リラックスできる空間です。そんなリビングには入り口から遠い大きな窓辺に背の高いグリーンを配置しましょう。
大きな窓の近くに存在感のあるグリーンを配置することによって、縦長なシルエットを作り出すことができ、天井を高く見せ、お部屋を広く見せる効果があります。
例えば、シマトリネコやウンベラータ、ベンジャミンなどは瑞々しい葉っぱが特徴のすらっとした姿のグリーンです。これらの植物は日当たりが好きなので窓辺に置いてあげると葉がよく茂りますが、いきなり強い日差しに当ててしまうと葉焼けを起こしてしまいますので、窓際の明るいところに置いてレースのカーテンなどで日差しを調節してあげましょう。家族の食事を整えるキッチンでは、スペースを清潔に保ちたいものですね。できれば土を持ち込みたくないな、という場所にはハイドロカルチャーや水耕栽培で育てられる小さめのグリーンがおすすめです。
例えば、シュガーパインやワイヤープランツなど垂れ下がるタイプの植物は、省スペースでたくさんの緑を楽しむことができますし、バジルやローズマリーなどのハーブを水耕栽培にしておくと、お料理の時にさっと利用でき、とても便利です。ハーブ類は水につけておくだけで根が出てきて、簡単に増やすこともできる植物です。キッチンの窓辺に小さなグラスや瓶に挿して育てると、お手入れもしやすく見た目にも可愛らしい素敵な空間に仕上がります。玄関やトイレは場合によって日光があまり入らないこともあります。観葉植物の中には、あまり強い日光が得意ではないものが多くありますので、明るい日陰でも育つ植物を選びましょう。
プミラやペペロミアは明るい日陰でも育てられ、丸い葉っぱを見ているだけで癒されます。お客様をお迎えする玄関にはガジュマルやパキラなど、姿に特徴のある植物との寄せ植えを楽しむのも良いでしょう。また、近年人気の多肉植物もおすすめです。
トイレにはアイビーやポトスが丈夫で育てやすく、お手入れも手間がかかりません。殺風景になりがちなトイレは窓辺に吊るして栽培するとグリーンに光もあたり、縦長効果で空間を有効に使うことができます。一日の疲れを癒す寝室は、心地よく眠れる落ち着いた空間にしたいですね。寝室はファブリックが多くあることから、なるべく湿気は持ち込みたくないものです。植物は水やりをする必要がありますから、どうしても湿気が気になってしまいますね。
寝室に土や湿気は持ち込みたくないけれど、グリーンを取り入れたいと考えている方には光触媒加工がされたフェイクグリーンをご提案します。光触媒加工のグリーンには消臭・殺菌効果があり、お手入れも簡単です。水をあげる必要もなく、虫の心配もありません。
大きめの鉢植えから小さなもの、サボテンやエアープランツまでフェイクグリーンの種類は様々あります。お気に入りのグリーンを寝室に飾って、快適でクリーンな空間を目指してみませんか?基本的には自分の好みの植物を選んで構わないと思います。ただ「植物によって好む環境が違う」ということと、「どのくらいグリーンに手がかけられるか」といったことを考えながらお気に入りのものを探しましょう。初めは小さなものから始めて、少しずつ増やしていくとお部屋のインテリアのイメージもしやすくなります。お部屋のインテリアに興味がある方は、自分の目指すインテリアデザインがあるのではないでしょうか。代表的なものとして、ナチュラルインテリアの北欧スタイルや男前系インテリアのブルックリンカフェテイスト、モダンインテリアや和モダンなど、様々なインテリアテイストがあります。
ナチュラルインテリアには緑の美しい植物で色味にアクセントを加えると空間が引き締まります。男前系インテリアにはサビ感のあるシルバーリーフの植物やサボテン、エアプランツがよく合います。和モダンな空間には和の植物を合わせるとインテリアに統一感が生まれます。ご自分の好みのインテリアテイストに合わせたグリーンを選びましょう。窓際やソファーの横、出窓や棚の上というようにグリーンを置く場所によって大きさや高さが決まってきます。スペースをきちんと測った上で購入を検討しましょう。縦に伸びる植物なのか、横に伸びる植物なのかといったことも調べてみるといいですね。特に大き目のグリーンは、枝が伸びてきたときにどのくらいのスペースをとってしまうか、といったこともふまえて選びましょう。グリーンを購入する際、手軽なのはインターネットで注文することです。自宅まで配送してくれますし、種類も豊富で手軽な手段です。しかし植物は買って終わりではありません。水やりに始まり、環境に合わせて移動させてあげる必要もあります。大きな木になるタイプのものは植え替えや枝の剪定も欠かせません。
そうしたときには、相談できる近くの園芸店の店員さんがいると心強いですね。思い切って声をかけてみると、そこからコミュニケーションが生まれ、お手入れの仕方や新しい植物の情報を教えてくれことがあります。お部屋のどこにグリーンを置くかによってお部屋の雰囲気は変わってきます。現代の建築においては、白い壁紙のお家が多いかと思います。白を背景にグリーンを置くと、色の対比が美しく見え、植物の緑が一層引き立ちます。壁際の角のスペースを利用して置いてみましょう。
また、大きめのグリーンは掃除の際の移動も大変です。キャスター付きの鉢置きを活用すると、好みの場所へ楽に移動することができ、床の傷の心配も無くなります。忙しい毎日ではありますが、心地よい空間でリラックスできれば、活力がまた湧いてくるものです。ご家族のために、ご自分のためにお部屋を快適に整えると、自然と心に余裕が生まれてきます。まずはひとつ、目につくところに小さなグリーンを置いてみましょう。愛着が生まれてお世話が楽しくなってきます。視覚からリラックスでき、触れることでヒーリング効果を得られるグリーンをうまく取り入れて、心地よい暮らしを手に入れましょう。

部屋を美しく見せるコツ
部屋を美しく見せるコツ

ホテルなどのラグジュアリーで美しい空間に身を置いたとき、日頃のストレスも吹き飛ぶような、なんとも形容しがたい心地よさを感じた経験はないでしょうか?

美しい空間とは、ただ単に快適であるというだけでなく、私たちに深いリラックス効果と、明日への活力をもたらしてくれる力があります。とはいえ、そんなラグジュアリーな空間に
足繁く通うことのできる人など、ほんの一握り。だとしたら、せめて自宅を美しく、快適な場所に整えたいものです。

実は、部屋を美しく見せるには、いくつかのコツがあります。これからご紹介していきたいと思います。色にはても心理的な作用があると考えられています。ちなみにインテリアコーディネートでは、組み合わせるメインの色を3色までに押さえると、部屋全体に美しい統一感が出ると言われています。

今、ご自身の部屋を見渡して、決して片付けていないわけではないのに、なんとなく「ごちゃついた感じ」を受けるとするならば、至るところに、多様な色が点在していることが原因かもしれません。
海外のインテリア雑誌などでは、この3色までのメインカラーの法則が使われていることが多く、その洗練された空間に憧れを抱く方も多いことでしょう。

3色のチョイスは、ご自身のお好みや、どういう気分を味わいたいか…で変わってくると思います。リラックス効果を重視したいという方は、白やアイボリー、淡いグレーなどの優しいトーンを選んでみたり、1つの色がとても好みだという方は、同じ色の濃淡のグラデーションで3色選んでみたり…と様々です。
よほど高いセンスと感性をお持ちの方なら、あえてビビッドな反対色を3色ぶつけて、個性的な部屋にするのも面白いかもしれません。

とにかく、基本色を3色に絞るだけで、グッと部屋が垢抜けます。まずは、ご自身にとって一番心地よい色を3色を選んでみましょう。家具や小物のテイストに、テーマや統一感をもたせることも美しい部屋作りには欠かせません。こちらも人それぞれで好みが分かれるところです。

ヒーリング効果やリラックス効果が得られるような、ナチュラルな木の素材がお好みという方もいらっしゃれば、無機質でスタイリッシュな素材が落ち着く方、アンティーク調がお好き…という方など、様々でいらっしゃることでしょう。  

迷ったときは、どんな自分でありたいか…をベースに部屋のテーマを決め、それに適したテイストを選んでいくのがいいのではないでしょうか。

不思議なことに土台のテーマやテイストがしっかり統一されていると、例えばそこに、全く違うテイストの小物を置いたとしても、かえってそれがアクセントになる…といった効果も出たりして、それが一層センスの良さに繋がることがあります。

どんな自分になりたいですか?それにはどのようなテイストに身を置けば近づけますか?色、テイストが決まったら、次は空間です。
もう一度、ホテルなどのラグジュアリーな空間を思い出してください。そこに所狭しと物や家具はおいてありましたか?
飾り棚やコンソールテーブルには、ぽつんぽつんとセンスのいいオブジェが、贅沢にスペースを取って置かれていたのではないでしょうか?

このスペース、つまり「余白」には、部屋を心地のよい、ストレスレスな空間に見せる効果があります。
部屋に沢山の物が溢れかえっていると、物が主なのか、ご自身が主なのかがわからない部屋になってしまい、快適さを感じにくくなります。

一方で、オシャレなカフェなんかでよく目にする、棚に食器やオブジェなどがズラッと並んだ、いわゆる「見せる収納」というテクニックも存在します。ですが、これもよく見ると食器やオブジェの色味やテイストがきちんと統一されていたり、ズラッと並んでいるように見えて、合間に必ず抜け感があるよう、絶妙なバランスでおいてあるはずです。

日々、生活をしていると様々な日用品で部屋がいっぱいになります。それらも、一度不要な物はないか見直してみたり、統一感や抜け感を持たせつつ見せる収納をしたり、と空間に余白を作ってみてはいかがでしょうか?
空間の余白は、心の余白に繋がる気がします。ああ、この部屋は美しい…、この空間はリラックスする…といった場所に、花や観葉植物が全く無かったという経験は、あまり無いと思います。

ゴージャスに飾られた花は気持ちを豊かにしてくれますし、テーブルにそっと飾られた一輪挿しや小さなグリーンは、心をポッと温かくしてくれます。
置かれた観葉植物や、花器に活けられた木の大枝からは、ヒーリング効果を得ることができます。

花や緑のいいところは、どんな配色やテイストの部屋でも、その魅力を発揮してくれるところです。部屋や空間に合わせて、バラや蘭などのゴージャスな花を選んだり、可憐で優しい花を選んだり、ビビッドな色やニュアンスカラーを選んでみたり…と、まるで洋服に付けるアクセサリーや小物をコーディネートするように、選べる楽しさと気軽さがあります。観葉植物に関しても、葉の形状がシャープなものから、ハート型のもの、個性的な多肉植物など様々にあります。それぞれに醸し出す雰囲気がまるで違います。

部屋を美しく見せるのに、花や観葉植物はマストアイテムだと思います。これまで飾る習慣の無かった方は、まずは一輪の花から始めてみてはいかがでしょうか?
花や緑のもつ生命力が、ストレスレスな生活作りを、ほんの一部にしろ担ってくれるかもしれません。照明もまた、部屋を美しく見せるという点において、欠かせないアイテムです。間接照明がリラックス効果をもたらしてくれることは有名ですが、スポット的な灯りや、キャンドルなどの炎が創り出す陰影は、いつもの部屋をムーディーな、非日常的な空間に演出してくれます。

海外ではこの間接照明が当たり前のように取り入れられています。日中の家事や仕事の忙しさから、心を解きほぐす柔らかな灯り。
最近ではとてもお洒落なテーブルランプやスタンドライト、デザインの美しさもさることながら、アロマ効果のあるキャンドルまで、様々な間接照明のアイテムがお手頃な値で購入できます。インテリアショップや雑貨屋さんをのぞいてみると楽しいかもしれません。視覚的に、その部屋を「美しい」と捉えるときに、香りや音楽が一役買ってくれることをご存知でしょうか?

例えば、心遣いの行き届いた和食のお店などは、入り口に芳しい香が焚かれていることがあり、その粋で繊細な心遣いと良い香りで、ますますその空間を心地よいと感じます。

また、挿入歌や曲が映画やドラマをより盛り上げてくれるのと同じように、部屋に美しい音楽を流すと、一層その部屋がテーマに沿って美しく感じられるように思えます。
あるインテリアコーディネーターの持論では、「香りと音楽はインテリアの一部」だそうで、確かにラグジュアリーで美しい空間には、その2つが程よい塩梅で、インテリアを演出してくれていたことを思い出します。

香りや音楽にはヒーリング効果もあり、リラックスできますよね。毎日を快適に過ごす為に、インテリアの一部という新しい捉え方で向き合ってみるのもいいかもしれません。
いかがでしたか?
部屋とは自分を映し出す場所であり、そこから出て行き、また戻ってくる大切な場所です。部屋が美しいと心にも余裕や優しさが出てくると思います。愉しみながら少しずつ、理想的で快適な美しい部屋にしていけたらいいですね。

コラム:ストレスレスな旅「穏やかな景色に心が癒される、美しき古都ルアンパバン」
コラム:ストレスレスな旅「穏やかな景色に心が癒される、美しき古都ルアンパバン」

家でお気に入りのモノに囲まれ、心地よい空間を作ることは、日常生活においてストレスレスになる近道ですが、
時に非日常な環境でストレスレスになる方法と言えば、断然「旅」でしょう。見知らぬ土地に行き、美しい景色やローカルの食、そこで暮らす人々やカルチャーに触れたり、体験すること―――「旅」は、心地よい解放感と非日常の世界での経験を与えてくれるとともに、新しい自分に気づいたり、何かを生み出したりするきっかけも与えてくれます。ここでは、そんないつか行ってみたい、極上のストレスレスな「旅」や旅を通じてできる「体験」をご紹介します。ラオスの国土は日本の本州程度しかなく、人口はわずか約650万人。そんな小さな内陸の国で、1975年まで王国の首都として栄えていたのが、ルアンパバン。多くの仏教寺院が立ち、昔ながらの風景が残されていることから、世界遺産にも登録されています。「東南アジア最後の秘境」。かつてはそう呼ばれたこともありましたが、今は欧米人を中心に多くの旅行者が訪れる観光地となっています。とはいっても、街には高層ビルも、外資系のチェーン店もありません。

独特の雰囲気を漂わせながらも、治安のよさと観光地としての歩きやすさを併せ持つルアンパバンは、ひとり旅にもぴったりの場所。ドレスコードが必要な肩肘張ったレストランも少なく、気軽においしい料理を楽しめるのも魅力です。街のいたるところで見かけるのは、仏教寺院。メインストリートを数メートル歩けば寺院の黄金の装飾が現れるほどです。ラオスは敬虔な仏教国。オレンジ色の袈裟を着た僧侶とすれ違うこともたびたび。夜明けとともに僧侶が街を練り歩き、人々のお布施を受け入れて歩く托鉢風景は、もはや街の名物にもなっています。熱帯モンスーン気候のルアンパバンは、夏の日中はとても暑く、散策するなら早起きが鉄則。ラオスの朝は早く、夜明けとともに、朝の托鉢や朝市がスタートするので街歩きは楽しく、早起きもけっして苦になりません。

清々しい朝を感じられるのが、プーシーの丘。街の中心地に位置するここはサンセットの名所として知られていますが、朝の凜とした空気のなかで見下ろす風景も素敵です。連なる民家の赤い屋根や悠々と流れるメコン川、川の向こうに見える緑……。自然の中での豊かな暮らしが息づくルアンパバンを眺めることができます。郊外まで足を延ばせば、さらに感動的な絶景に出会うことができます。有名なクアンシーの滝は、市内から約30キロ。途中、バッファローの群れとすれ違い、棚田を仰ぎながら向かうアプローチも、ちょっとワクワクさせられます。朝の散策を終えたら、日中はホテルへ帰ってひとやすみ。テラスでハーブティーを飲んだり、うとうとしたりするのも、至福の時間です。夕方、日差しが和らいできた頃に、ふたたび街へ。約2キロのメインストリートには雑貨店やカフェがずらりと並んでいて、それらをめぐるのも楽しみのひとつ。メコン川とカン川に挟まれている市街地はとても小さく、いつのまにか店を切り盛りしているファミリーと顔見知りになることもあって、これもなんだか嬉しくなります。ルアンパバンには、いたるところに小さなカフェがあって、各国からのツーリストがくつろいでいます。どの店もラオスらしさを感じるところばかり。天井で廻るファンや籐でできた家具、オープンエアの席がリゾートらしくて、旅情が誘われます。カフェでオーダーするのは、もちろん、ラオス・コーヒー。風がよく通るオープンエアの席に座って、トゥクトゥクが行き交う様子を眺めながらコーヒーを飲む時間は、日頃の疲れや忙しさを、すっかり忘れさせてくれました。ルアンパバンに滞在中、夕方になると足を運んだ場所が、メコン川。観光客も多いけれど、ここは川面から吹く風が心地よくて、いつまでもいたくなります。リバービューのカフェで、川面をオレンジに染める夕暮れどきを待つのが、何よりの楽しみでした。寺院やサンセットが美しいルアンパパンは、人々の手で守られる伝統工芸の美しさにもはっとさせられます。ある日、訪ねたのは街のはずれにある機織り工房。メコン川を見下ろす工房では、蚕から糸をとり、それを植物で染め織り上げるまで、すべて手作業で行なわれていました。織機の紋板を変えながら伝統的な紋様を布に織り込んでいく女性たち。そのしなやかな姿は、街に負けないほど美しく、今でも鮮明に記憶に残っています。絶景ばかりでなく、こんなふとした光景も、次なる旅への気持ちをかきたてるのかもしれません。

コラム:「困難に立ち向かう」ストレスレスな映画3選
コラム:「困難に立ち向かう」ストレスレスな映画3選

仕事や人間関係など、何かとストレスの溜まりやすい現代だからこそ、家のなかではお気に入りのチェアに座って心身ともにリラックスしながら有意義な時間を過ごしたいもの。そんなくつろぎの時間に欠かせないものといえば、何といっても良質な映画ではないでしょうか。そこで、1人でも家族とでも自宅で楽しめて、心がほぐれるような“ストレスレスな映画”を毎回テーマに合わせてご紹介します。

今回のテーマとなるのは、「困難に立ち向かう」ストレスレスな映画。5月から6月にかけては気分が落ち込みやすいと言われる時季だけに、士気を高めてくれるオススメの映画を3つご紹介します。はじめにご紹介するのは、『英国王のスピーチ』。先日、ヘンリー王子とメーガン妃の結婚式が行われ、世界中から注目を集めている英国王室ですが、そのシンボルともいえる存在といえば、英国史上最長となる在位66年を誇るエリザベス女王。本作の主人公となるのは、その父にあたるジョージ6世です。まだ国王になる前にさかのぼって物語は始まりますが、彼にとって最大の悩みは吃音。さまざまな治療法を試すも、改善の兆しが見えることなく、心が折れそうになってしまうジョージ6世ですが、妻が見つけた風変わりな言語療法士ローグとの出会いによって徐々に変わっていく様子が描かれています。
いまでこそ、英国王室も親しみやすい存在ではあるものの、当時は王室と平民の間には大きな隔たりもあったはず。本来なら出会うはずのなかった2人ですが、いつしか身分を超えた絆が生まれ、友人ならではの微笑ましいやりとりは見どころです。男同士の友情、夫婦の愛情が存分に味わえる本作。克服することは不可能と思われていたトラウマでも、国民のため、家族のため、そして自分のために努力を惜しまないジョージ6世からは、神格化された国王ではなく、人間らしさを感じられるもの。自らのすべきことを理解し、「国のトップとは何か」ということに真摯に向き合う姿は、いまの時代にこそ必要なリーダー像といえるかもしれません。本作でアカデミー賞主演男優賞に輝いたイギリスを代表するコリン・ファースの名演とともに必見です。続いては、こちらも実話を映画化した『ハドソン川の奇跡』です。2009年1月15日、世界中を駆け巡ったのはニューヨークのマンハッタンにあるハドソン川に飛行機が不時着したというニュース。川面に浮かぶ飛行機の上に多くの乗客が立ち尽くす光景を覚えているという人も多いのでは? 当時、日本でも大きく報道されましたが、本作ではその裏に隠された知られざる真実を生々しく映し出しています。興味深いのは、事故の当日に機内で何が起きたかをただ追求するのではなく、その後どのような現実が待ち受けていたのかということについても見ることができるところです。その事実とは、ヒーローと呼ばれたサリー機長が、国家運輸安全委員会によってまるで容疑者のような扱いをされる事態に陥っていたということ。155人もの命を救ったにも関わらず、なぜそのような状態に追い込まれてしまったのかが、機長の苦悩とともに描かれています。そのなかで揺らぐことのなく彼を支えたのは、仕事仲間や家族との信頼関係。サリー機長を演じたトム・ハンクスは、周囲が驚くほどに本人そっくりに扮し、微妙な心情とともに完全再現しています。そんな徹底した役づくりにさらなるリアル感を与えたのは、実際の事件関係者も出演しているからこそ。救助隊や警察など、脇を固めているのは役者ではなく、当時その場にいた人たちが本人役として多数出演しているというのも驚きです。本作を手掛けた巨匠クリント・イーストウッド監督のこだわりと、名優の熱演とか生み出した力強い作品。“奇跡”というよりは、豊かな経験による的確な判断と冷静さが導き出した“当然の結果”だったと誰もが感じるはず。わずか208秒の間に一体何が起きたのか、手に汗握る瞬間を覗き見てください。そして最後は、マット・デイモン主演の『オデッセイ』です。登場するのは、人類による有人火星探査ミッションを行う優秀なクルーたち。ところが、作業の途中、突然の嵐に巻き込まれ、宇宙飛行士のひとりであるワトニーだけが火星に取り残されてしまいます。次に有人機が来るのは、なんと4年後。食料も酸素も水も足りないなか、ワトニーがいかにして生き延びようとするかが描かれたSFサバイバル作品です。劇中で思わず釘付けになってしまうのは、限られた物資で試行錯誤するワトニーの姿。専門知識なしにはなし得ない手段ではあるものの、子どものころの実験を彷彿とさせるような方法には観客をワクワクさせるものばかり。
とはいえ、ワトニーを突き動かしているのは生きることを諦めない気力や生命の持つ可能性。そして、自分の帰りを待ってくれている人たちへの愛情です。どんなに離れていても、ひとりで生きている人なんていないもの。そばにいることが当たり前だと思っている人に対しても、改めて感謝の気持ちが芽生えてくるはずです。さらに、監督を務めた名匠リドリー・スコットといえば、現在公開中の最新作『ゲティ家の身代金』でも注目を集めているところ。なぜなら、主要人物を演じたケヴィン・スペイシーが公開1か月前にセクハラ疑惑を理由に降板。一時は公開中止の危機にまで追い込まれるものの、急遽代役を立てて再撮影を行い、なんとゴールデングローブ賞やアカデミー賞へのノミネートをはたすことに。まさに映画さながらの展開ですが、監督自身が困難に打ち勝つ精神力を持っている人物だからこそ、本作でも最後まで屈しない強さを持ったキャラクターに説得力を持って描くことができたのだと納得です。

気持ちが上がらないときこそ、本作が背中を押してくれるはず。どんな苦境でも乗り越えれば、そこには新たな世界が広がっているものなのです。

父の日に、上質なリクライニングチェアを。
父の日に、上質なリクライニングチェアを。

もうすぐ父の日ですね。今年は6月19日(日)。毎日、仕事に奮闘してくれているお父さんに、いままでの感謝の気持ちを込めて、ほっと一息つける自分だけの特別な場所を。

ご自宅での過ごし方によって、お好みのチェアも変わってきます。
外では忙しく厳しい仕事一筋なお父さんに、おうちではゆったりと手足を伸ばし、解放される時間を贈りたいですね。
お父さんの好きな家での過ごし方は? 
お父さんの喜ぶくつろぎ時間って?
ご自身のお父様に想いを巡らせ、いろいろと想像するのも楽しいですね。あなたのお父さんはどんなタイプ?好みや家での過ごし方によってタイプ分けでオススメのチェアをご紹介します。


A. のんびりくつろぎ派
→ストレスレス®レノ クラシック


B. 仕事一筋!デスクワーク多目派
→ストレスレス®オフィスチェアシリーズ


C. 映画やインテリアが好き!お洒落派
→ストレスレス®メトロ スターBA


D. 新しいものを取り入れる好奇心旺盛派
→ストレスレス®ビュー シグニチャー
外では気を抜く暇もないかもしれないお父さん。
自宅くらい、自分のスペースを確保してゆっくりしてほしいですよね。
書斎ほどのスペースは難しくても、チェア一台分なら?
ベストセラーモデルのストレスレス®レノなら、ヘッドレストや肘のダブルクッションにより、
包み込まれるような座り心地でうっとり夢見心地に。
背もたれの高さを調整できるので、身長の違うご家族での共有もしやすいモデルです。
仕事熱心なお父さんは、自宅でもデスクに向かう時間が長いかもしれません。
そんなときは、リクライニング機能付のストレスレス®オフィスシリーズがおすすめです。
硬めの座り心地で長時間のデスクワークをしっかりサポートし、
体重をかけるだけでリクライニングできるので、疲れたらぐーっと伸びをして。
深呼吸したら、再びデスクに向かうお父さんを応援してくれるチェアです。

日本国内在庫はシンプル&コンパクトなストレスレス®コンサル、
背もたれが高めでモダン&スタイリッシュなストレスレス®メトロの2種類があります。部屋のインテリアやデザインを重視するオシャレなお父さんには、スチール脚が美しいストレスレス®メトロはいかが?
背面も非常にスリムで見た目も軽やか。
座り心地もほどよく柔らかで、頭を支えるヘッドレストもクッションが入って心地よくサポートしてくれる見た目も心地よさも一石二鳥の優秀なモデルです。
星型のスチール脚とあわせてエッジが効いた北欧デザインでありながら、どこかレトロモダンな雰囲気も合わせ持つメトロ。
こだわりの強いオシャレなお父さんにピッタリの1脚です。
常に新しいものに目をむけ、多趣味で好奇心旺盛なお父さんにおすすめなのが、
ストレスレス®ビュー。
北欧の粋を感じるモダンなデザインだけでなく、ふっくらとやわらかな背もたれが
しっかりと体を受け止め、可動式のネックピローで首の支えも座る人に合わせて
ぴったりとあわせることができます。
ゆらゆらとゆれるロッキングチェア機能で、リラックス効果も抜群。
次の休みは何をしようか、どこへ行こうか…
次の休暇の計画を美しいチェアで練るひとときは最高です。

コラム:ストレスレスな旅「大自然と洗練された都市風景が共存する街、メルボルン」
コラム:ストレスレスな旅「大自然と洗練された都市風景が共存する街、メルボルン」

家でお気に入りのモノに囲まれ、心地よい空間を作ることは、日常生活においてストレスレスになる近道ですが、
時に非日常な環境でストレスレスになる方法と言えば、断然「旅」でしょう。見知らぬ土地に行き、美しい景色やローカルの食、そこで暮らす人々やカルチャーに触れたり、体験すること―――「旅」は、心地よい解放感と非日常の世界での経験を与えてくれるとともに、新しい自分に気づいたり、何かを生み出したりするきっかけも与えてくれます。ここでは、そんないつか行ってみたい、極上のストレスレスな「旅」や旅を通じてできる「体験」をご紹介します。「世界で最も住みやすい都市」と聞いて旅するのを楽しみにしていたメルボルン。ビクトリア州の州都で、シドニーに次ぐオーストラリア第2の都市でもあるこの街は、イギリスの雑誌「エコノミスト」による「世界で最も住みやすい都市ランキング」で7年連続1位に選ばれています*。メルボルンに到着してまず感じたのは、爽やかな空気。別名「ガーデンシティ」と呼ばれるこの街には庭園や公園がたくさんあるうえに並木道も美しく、歩くだけでも緑を感じられます。そんな街中に立つのは、英国統治時代の面影が薫るクラシカルな建物と、スタイリッシュな近代的施設。歴史と最先端の文化が共存しているのも、メルボルンの特徴です。中心地に堂々と立つのは、ドーム型の屋根が美しいフリンダース・ストリート駅。1854年完成のクラシカルな駅舎が、ひときわ存在感を放っています。一時は老朽化を理由に解体する計画もあったものの、保存を熱望する市民の思いにより、昔の姿をとどめているのだとか。9つのアナログ時計が並ぶエントランスの下はいつも、待ち合わせをするメルボルンっ子たちでにぎわっています。このほかにも、19~20世紀建築の貴重な建物がそこかしこに立っています。なかでも美しさに目を奪われたのが、「ビクトリア州立図書館」でした。八角形のリーディングルームに並ぶのは、放射線状に並ぶベンチデスク。館内には、1856年建築のオーストラリア最古の図書館らしい、アカデミックで凜とした空気が漂っていました。さまざまな表情を見せるメルボルンは、ときには裏道にそれてみても、楽しいもの。19世紀に造られた表通りは荷馬車が通りやすいように碁盤の目状になっていますが、その裏には「レーンウェイ」と呼ばれる迷路のような小径が延びています。ここでも個性的なブティックや隠れ家のようなカフェを発見することがあるから、街歩きの楽しみは尽きません。歩き疲れたら、カフェに立ち寄ってひとやすみ。メルボルンは、フランスのパリ以上にカフェが多いといわれています。小さなカップで提供されるエスプレッソの「ショートブラック」、ショートブラックをお湯で割った「ロングブラック」、ショートブラックにスチームミルクをたっぷり入れた「フラットホワイト」、ショートブラックにスチームミルクとミルクの泡を注ぎグラスでサーブする「ラテ」、そしてホットチョコレート……。アレンジもたくさんあって、滞在中は毎日、バリスタ自慢のコーヒーを味わうのが楽しみでした。郊外まで足を延ばせば、都会の風景は一転、雄大な自然が広がっています。モーニントン半島は、1870年代から保養地として発展してきたエリア。なだらかな丘陵地帯には果樹園やオリーブ畑やブドウ園が点在しています。目に焼きついているのは、半島の突端ソレントで見た透明度の高い海とサラサラの砂浜。ここはメルボルンに先立ち、1802年にビクトリア州で最初のヨーロッパ人入植地ができた場所でもあります。当時の面影を残す海辺には、ゆったりと時間が流れる穏やかな風景が広がっていました。モーニントン半島と同様に、メルボルンからのショートトリップ先として人気を集めているのが、街の東にあるヤラバレー。市の中心部から車で1時間も走ると、やがて一面のブドウ畑と、その向こうに幾重にも連なるダンテノン丘陵が見えてきます。まるで絵ハガキのような風景の中に点在しているのは、80軒以上のワイナリー。ここでは、冷涼な気候と上質な土壌を生かして、1838年からワインづくりが連綿と続いています。ひとくちにワイナリーといっても、「ブティックワイナリー」と呼ばれる家族経営の小さなところから、海外に輸出している有名なところまで、その規模やスタイルはさまざま。どんなに小さなワイナリーでも、作り手が情熱を持って育てるワインは極上の味。それらを巡ってテイスティングを楽しむのが、ヤラバレーの醍醐味です。もうひとつ、ヤラバレーのワイナリーを訪ねる楽しみが、併設されたレストランで味わうランチ。自家菜園で育てた野菜やフルーツ、地元生産者が手がける食材が繊細な料理に仕立てられています。ガーデンカフェで華やかなシャルドネや軽やかなピノノワールとともに味わえば、目と舌とお腹が満たされるはず。自然と絶景を楽しんだ後は、ふたたび街の中心地に戻って、シティのレストランでディナーを楽しんだり、バーでくつろいだり。滞在すればするほど、この街を好きになっていくことを実感します。「世界で最も住みやすい都市」は、旅人の心も開放してくれる場所なのかもしれません。

コラム:「人生を変える出会いを描いた」ストレスレスな映画3選
コラム:「人生を変える出会いを描いた」ストレスレスな映画3選

仕事や人間関係など、何かとストレスの溜まりやすい現代だからこそ、家のなかではお気に入りのチェアに座って心身ともにリラックスしながら有意義な時間を過ごしたいもの。そんなくつろぎの時間に欠かせないものといえば、何といっても良質な映画ではないでしょうか。そこで、1人でも家族とでも自宅で楽しめて、心がほぐれるような“ストレスレスな映画”を毎回テーマに合わせてご紹介します。

今回のテーマとなるのは、「人生を変える出会いを描いた」ストレスレスな映画。多くの人が出会いと別れを体験するいまの時期だからこそ観たいオススメの映画を3つご紹介します。まず1本目は、若くしてファション業界で成功を収めた女性が、部下として入社してきた70歳の“新人”との出会いを通して、自分らしく生きていく姿を描いた『マイ・インターン』。仕事と家庭の両立を図ろうとする主人公ジュールズの姿に、多くの働く女性たちが共感していることもあり、一見女性向けと思われがちですが、実は男性にも響くのがこの作品の見どころです。その理由としては、もうひとりの主人公として登場する新米インターンであるベンの存在。名優ロバート・デ・ニーロが経験豊富で心の広い男性を見事に体現していますが、いくつになっても自分の心がけ次第で、人生はまだまだ新しい可能性と希望で満ち溢れているのだと感じさせてくれます。そんな彼が大事な出会いをするシーンで舞台となるのは、誰もがうらやむ社内完備のマッサージルームですが、そこでロバート・デ・ニーロを癒しているのはストレスレスチェア。同じ環境で本作を鑑賞している方にとっては、映画とリンクしているかのような気分を味わうことができそうです。定年を迎えると「この年から新しいことを始めるのはちょっと…」としり込みしてしまう人もいるかもしれませんが、そんなときこそ優しく背中を押してくれる本作。人生においてはインターン気分で初心を忘れないことが新たな道を切り開くヒントかもしれません。続いては、不良オヤジといじめられっ子の少年という凸凹コンビが繰り広げるハートフルストーリー『ヴィンセントが教えてくれたこと』。お酒とギャンブルを愛する変わり者のヴィンセントが隣に引っ越してきた12歳のオリバーと出会うことによって、それぞれの人生が動き出す瞬間が描かれています。

お互いに孤独を感じていること以外、一切共通点のない2人にも関わらず、少しずつお互いを理解し、かけがえのない存在へとなっていく姿には、誰もが心をつかまれるはず。ヴィンセントを演じるのは唯一無二の俳優ビル・マーレイですが、その存在感にも負けない輝きを見せているのが子役のジェイデン・リーベラー。年齢を超えた2人の絶妙なやりとりは、本作でも見どころのひとつとして、いつまでも見ていたくなるところです。年を重ねれば重ねるほど、いまさら自分を変えられないと思ってしまうものですが、ときには他人と向き合うことで新たな自分とも出会うことができるもの。年齢や先入観だけで相手を判断していると見落としがちですが、人生を変える出会いは意外と近くに転がっているのかもしれません。さまざまな経験を重ねている大人でも、子どもから学ぶことはまだまだ多いものだと教えてくれる本作からは、どんな出会いも必然であり、それこそが人生の宝物なのだと感じるはず。はちゃめちゃな展開に爆笑、そしてそれぞれが抱える思いに号泣必至の作品です。そして最後は、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンというハリウッドが誇る名バイプレイヤーが魅せるヒューマンドラマ『最高の人生の見つけ方』です。主人公となるのは、余命6ヶ月と宣告された2人の男たち。自動車整備工と大金持ちの実業家という決して出会うはずのなかった彼らが、残された時間でやり残したことを叶えるために人生最後の冒険へと繰り出す様子が描かれています。本作の原題は「The Bucket List」といって、死ぬまでにしておきたいことのリストという意味。高齢化社会が年々進み、いまでは終活という言葉も当たり前に使われるようになりましたが、まさに“終活ムービー”ともいえる1本です。彼らと同年代の人はもちろん、若い人にとっても生き方を考え直すきっかけをくれる珠玉の物語となっています。どのような最後を迎えたいかと考えることは、これからどう生きたいかと考えるのと同じこと。誰にでもいずれは訪れる死に対して、どのように向き合うべきなのかを自問せずにはいられません。6ヶ月しかないのか、6ヶ月もあるのか、同じ時間でも過ごし方によっては、価値が大きく異なるもの。そんな2人が迎える最後を見届けたときには、爽やかな感動が胸に広がるはずです。

コラム:ストレスレスな旅「美しい海と山、祈りの街に心惹かれる宝島、天草」
コラム:ストレスレスな旅「美しい海と山、祈りの街に心惹かれる宝島、天草」

家でお気に入りのモノに囲まれ、心地よい空間を作ることは、日常生活においてストレスレスになる近道ですが、
時に非日常な環境でストレスレスになる方法と言えば、断然「旅」でしょう。見知らぬ土地に行き、美しい景色やローカルの食、そこで暮らす人々やカルチャーに触れたり、体験すること―――「旅」は、心地よい解放感と非日常の世界での経験を与えてくれるとともに、新しい自分に気づいたり、何かを生み出したりするきっかけも与えてくれます。ここでは、そんないつか行ってみたい、極上のストレスレスな「旅」や旅を通じてできる「体験」をご紹介します。熊本県にある天草は、大小120あまりの島々からなる諸島。人口が集中する大きな島は上島とその西にある下島の2つで、上島は九州本土と5つの橋「天草五橋」で結ばれています。

上島と下島の間には狭い海峡があるものの、橋で繋がっているので、ひとつの大きな島のような感覚。天草と聞くと、なんとなく「遠くにある小さな島」というイメージもありますが、想像以上に大きく、そして、それぞれのエリアに美しい自然が息づいています。初めて訪れたときから虜になり、もう何度も訪れている天草ですが、なにより心を惹き付けるのは、海の美しさと豊かさ。天草は有明海、八代海、東シナ海という3つの海に囲まれ、変化に富んだビーチの風景を見ることができるのです。しかも、どの海も透明度が高くて、沿岸をドライブ中は何度も車を止めたくなってしまいます。この海を気に入って棲みついているのが、野生のイルカたち。長崎県の島原半島との間に挟まれた海域は栄養が豊かなうえに、気候も温暖。下島から橋で渡れる通詞島の沖合には、200頭ものミナミハンドウイルカが一年中、群れをなして泳いでいます。イルカとの遭遇率98%を誇るここでは、船上からのイルカウォッチングも人気です。天草らしさが表れているのが、イルカたちの人懐っこさ。彼らは、船の下を行ったり来たりしたり、水面にひょっこり顔をだしたりと、船を警戒することもなく、目の前まで寄ってきます。通詞島では、昔から定置網など大規模な漁法に頼ることなく、一本釣りや素潜りで漁が行われきたため、野生のイルカが船を恐れず、安心して生息しているのだそう。同時に、素もぐりの漁師たちにとっても、イルカは安心して漁ができるありがたい存在だといいます。群れを作って行動するイルカたちがいるかぎり、サメが沖に近寄ることはないからです。「あのイルカは先週、子供を産んだんだよ」。漁師から聞くそんな言葉に、自然と共生するこの地の優しさと豊かさが伺えます。天草は海だけにとどまらず、山もまた、魅力がいっぱいです。緑豊かな山で野草を摘み、それを料理して食べたり、トレッキングコースを歩いたり、パラグライダーを体験したり、オリーブ園を訪ねたりと、楽しみは尽きません。下島の深い緑の中にある「石山離宮 五足のくつ」は、天草=海というステレオタイプのイメージをくつがえすスモールラグジュアリー。全室露天風呂付きのヴィラ15棟が山の中腹に点在しています。このホテルの魅力は、自然環境やラグジュアリー感だけではありません。16世紀にポルトガルの船が来航し、南蛮文化が花開いた天草ならではのドラマティックな歴史を、インテリアの随所に表現しているのです。「五足のくつ」という名前は、1907年に、与謝野鉄幹や北原白秋など5人の詩人が、九州を旅して天草のフレデリック・ガルニエ神父を訪ねた紀行文『五足の靴』に由来しています。ネーミングといい、空間といい、天草を存分に感じられるこのホテルでの時間は、旅をさらに豊かなものにしてくれます。ここから車で20分ほどのところにあるのが、美しい羊角湾の入江にある﨑津地区。16世紀にポルトガル人宣教師、ルイス・デ・アルメイダが布教活動を行ったこの場所は、江戸時代の長いキリスト教禁教令という時を経て、今もクリスチャンが多く住み、信仰の暮らしが息づいています。小さな漁港を中心に、細い路地に民家が連なる﨑津地区を見守るのは、﨑津天主堂。堂内に入れば、畳敷きの中にある美しい祭壇に目を奪われます。天主堂の周りに広がるのは、時が止まってしまったかのような、牧歌的な風景。家々の間に張り巡らされた細い路地、家から海に張り出しているテラス、路地で猫が堂々と寝そべる住宅街……。ここを歩くたび、温かな空気に包まれます。﨑津集落からほど近い丘の上にある大江天主堂は、1892年に天草に赴任し、天草の教徒と同じ質素な暮らしをしながら宣教活動に励んだガルニエ神父が私財を投じて建てた教会。﨑津天主堂が「海の教会」と呼ばれるのに対して、大江天主堂は「山の教会」と呼ばれ愛されています。日曜朝は、ミサに集まる人々で賑わいます。山や海などの自然、そして村に立つ小さな教会。それらが融合して美しい風景を見せる天草は、宝島と呼びたくなる素晴らしい場所。絶景が果てしなくこの街を旅するのなら、夕暮れどきの海も、ぜひ目に焼き付けて。天草西海岸には、東シナ海に沈む夕陽が感動的な絶景スポットが多く点在しています。そんな光景を見れば、ゆったりと旅情に浸れるはずです。

コラム:「北欧から届いた」ストレスレスな映画3選
コラム:「北欧から届いた」ストレスレスな映画3選

仕事や人間関係など、何かとストレスの溜まりやすい現代だからこそ、家のなかではお気に入りのチェアに座って心身ともにリラックスしながら有意義な時間を過ごしたいもの。そんなくつろぎの時間に欠かせないものといえば、何といっても良質な映画ではないでしょうか。そこで、1人でも家族とでも自宅で楽しめて、心がほぐれるような“ストレスレスな映画”を毎回テーマに合わせてご紹介します。

今回のテーマとなるのは、「北欧から届いた」ストレスレスな映画。ライフスタイルやインテリアなど、北欧の暮らしに惹かれる方も多いはず。そんな素敵な世界が垣間見れる、オススメの北欧映画を3つご紹介します。まず1本目は、エコーネス発祥の地でもあるノルウェーを舞台にした『イエスタデイ』。本作は、ノルウェー発のベストセラー小説『Beatles』を映画化した作品です。このタイトルが表すように、作品のカギとなるのは、音楽の歴史を変えたアーティストであり、いまなお愛されているビートルズ。世界中がビートルズに熱狂していた1960年代半ばに、ビートルズのようになりたいと夢見る男子高校生4人組が繰り広げる物語となっています。学生時代にバンドを組んだり、ビートルズに夢中になったという世代にとっては、まさに自分の青春時代にタイムスリップしたかのような感覚と懐かしさを覚えるはず。そして、そんな気持ちを高めてくれるのに欠かせないものといえば、キャラクターたちの心情に沿って流れるビートルズの楽曲。時が経っても色あせることのない名曲は、世代を問わず心に響くメロディーとなっています。
首都オスロの美しい街並みと豊かな自然を背景に繰り広げられるのは、誰もが経験したことのある初恋の甘酸っぱい思いや友達との絆。「音楽・恋愛・青春」という思わず胸がキュンとなる三大要素が満載の本作は、忘れかけていた昔の感情や情熱を思い出したいという方にイチオシです。続いては、スウェーデン映画史上歴代3位を記録した大ヒット作『幸せなひとりぼっち』。

スウェーデンで公開された当時は、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を抑えてトップに輝き、なんと国民の5人に1人が観たといわれたほどです。いまや国民的映画ともなった本作ですが、主人公となるのは、愛する妻を亡くした孤独な中年男性オーヴェ。気難しい性格から近所では厄介なおじさん扱いされてしまうのですが、向かいに引っ越してきた一家との出会いによって少しずつ変わっていく様子が映し出されています。以前、本作で来日したハンネス・ホルム監督にインタビューする機会に恵まれましたが、この作品を手掛けた理由のひとつとして語っていたのは、「若き日のオーヴェと妻とのラブストーリーにも惹かれたから」とのこと。その言葉通り、ヒューマンドラマでありながら、ラブストーリーとしても楽しめる作品となっており、幅広い層から共感を得ています。さらに、移民や差別の問題についてもさりげなく組み込まれているので、北欧の現状に触れることができるのも興味深いところ。現代の日本では、昔のような近所付き合いも減り、人との向き合い方も変化していますが、人はみな誰かのために、そして誰かとともに生きているのだと痛感させられるはずです。最後にご紹介するのは、“北欧の鬼才”として注目のリューベン・オストルンド監督作『フレンチアルプスで起きたこと』。北欧映画といってもフランスの高級リゾート地が舞台となりますが、家族崩壊の危機に見舞われるスウェーデン人一家の姿を描いた作品です。ビジネスマンのトマスは、家族サービスのため、妻と2人の子供を連れてスキー・バカンスを満喫。しかし、雪崩に巻き込まれた際に、トマスが家族を置き去りにして逃げ出してしまったことにより事態は一変してしまいます。先の見えないスリリングな展開に引き込まれつつも、生々しく描かれる人間の本能や滑稽さには、思わず笑いが込み上げてしまうことも。とはいえ、男女や立場によって、意見が対立しかねない作品なので、夫婦やカップルで観るよりも、1人で人間観察を楽しみながら鑑賞する方がよさそうです。ちなみに、ある研究結果によると、事故や災害などの極限状態では、女性よりも男性の方が逃げ出して自分を守る傾向にあるのだとか。それだけに、男性目線から見ると、ストレスレスどころかストレスフルに感じる部分もあるかもしれませんが、これから家族旅行の予定がある方は、不測の事態にどう対処することが求められているのかを本作から学び、ストレスレスなバカンスを目指してみては?