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コラム:「北欧から届いた」ストレスレスな映画3選

コラム:「北欧から届いた」ストレスレスな映画3選

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仕事や人間関係など、何かとストレスの溜まりやすい現代だからこそ、家のなかではお気に入りのチェアに座って心身ともにリラックスしながら有意義な時間を過ごしたいもの。そんなくつろぎの時間に欠かせないものといえば、何といっても良質な映画ではないでしょうか。そこで、1人でも家族とでも自宅で楽しめて、心がほぐれるような“ストレスレスな映画”を毎回テーマに合わせてご紹介します。

今回のテーマとなるのは、「北欧から届いた」ストレスレスな映画。ライフスタイルやインテリアなど、北欧の暮らしに惹かれる方も多いはず。そんな素敵な世界が垣間見れる、オススメの北欧映画を3つご紹介します。

Text: Masami Shimura Edit: F.M.J. magazine

『イエスタデイ』

『イエスタデイ』/¥3,800(税別)/発売・販売元:マクザム/ ⓒ 2014 Storm Rosenberg. All rights reserved. Exclusively licensed to TAMT Co.,Ltd. For Japan Distributed by MAXAM INC.
『イエスタデイ』/¥3,800(税別)/発売・販売元:マクザム/ ⓒ 2014 Storm Rosenberg. All rights reserved. Exclusively licensed to TAMT Co.,Ltd. For Japan Distributed by MAXAM INC.

音楽好き必見!タイムスリップできる青春映画!

まず1本目は、エコーネス発祥の地でもあるノルウェーを舞台にした『イエスタデイ』。本作は、ノルウェー発のベストセラー小説『Beatles』を映画化した作品です。このタイトルが表すように、作品のカギとなるのは、音楽の歴史を変えたアーティストであり、いまなお愛されているビートルズ。

世界中がビートルズに熱狂していた1960年代半ばに、ビートルズのようになりたいと夢見る男子高校生4人組が繰り広げる物語となっています。学生時代にバンドを組んだり、ビートルズに夢中になったという世代にとっては、まさに自分の青春時代にタイムスリップしたかのような感覚と懐かしさを覚えるはず。

そして、そんな気持ちを高めてくれるのに欠かせないものといえば、キャラクターたちの心情に沿って流れるビートルズの楽曲。時が経っても色あせることのない名曲は、世代を問わず心に響くメロディーとなっています。
首都オスロの美しい街並みと豊かな自然を背景に繰り広げられるのは、誰もが経験したことのある初恋の甘酸っぱい思いや友達との絆。「音楽・恋愛・青春」という思わず胸がキュンとなる三大要素が満載の本作は、忘れかけていた昔の感情や情熱を思い出したいという方にイチオシです。


『幸せなひとりぼっち』

『幸せなひとりぼっち』/Blu-ray ¥4,700(税別)/DVD ¥3,800(税別)/発売元:アンプラグド/販売元:ポニーキャニオン/©Tre Vänner Produktion AB. All rights reserved.
『幸せなひとりぼっち』/Blu-ray ¥4,700(税別)/DVD ¥3,800(税別)/発売元:アンプラグド/販売元:ポニーキャニオン/©Tre Vänner Produktion AB. All rights reserved.

人との繋がりを実感!涙なしでは観られない感動作!

続いては、スウェーデン映画史上歴代3位を記録した大ヒット作『幸せなひとりぼっち』。

スウェーデンで公開された当時は、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を抑えてトップに輝き、なんと国民の5人に1人が観たといわれたほどです。

いまや国民的映画ともなった本作ですが、主人公となるのは、愛する妻を亡くした孤独な中年男性オーヴェ。気難しい性格から近所では厄介なおじさん扱いされてしまうのですが、向かいに引っ越してきた一家との出会いによって少しずつ変わっていく様子が映し出されています。

以前、本作で来日したハンネス・ホルム監督にインタビューする機会に恵まれましたが、この作品を手掛けた理由のひとつとして語っていたのは、「若き日のオーヴェと妻とのラブストーリーにも惹かれたから」とのこと。その言葉通り、ヒューマンドラマでありながら、ラブストーリーとしても楽しめる作品となっており、幅広い層から共感を得ています。

さらに、移民や差別の問題についてもさりげなく組み込まれているので、北欧の現状に触れることができるのも興味深いところ。現代の日本では、昔のような近所付き合いも減り、人との向き合い方も変化していますが、人はみな誰かのために、そして誰かとともに生きているのだと痛感させられるはずです。


『フレンチアルプスで起きたこと』

『フレンチアルプスで起きたこと』/発売中 ¥3,800(税別)
『フレンチアルプスで起きたこと』/発売中 ¥3,800(税別)

「自分だったら?」と問いかけたくなる衝撃作!

最後にご紹介するのは、“北欧の鬼才”として注目のリューベン・オストルンド監督作『フレンチアルプスで起きたこと』。北欧映画といってもフランスの高級リゾート地が舞台となりますが、家族崩壊の危機に見舞われるスウェーデン人一家の姿を描いた作品です。

ビジネスマンのトマスは、家族サービスのため、妻と2人の子供を連れてスキー・バカンスを満喫。しかし、雪崩に巻き込まれた際に、トマスが家族を置き去りにして逃げ出してしまったことにより事態は一変してしまいます。

先の見えないスリリングな展開に引き込まれつつも、生々しく描かれる人間の本能や滑稽さには、思わず笑いが込み上げてしまうことも。とはいえ、男女や立場によって、意見が対立しかねない作品なので、夫婦やカップルで観るよりも、1人で人間観察を楽しみながら鑑賞する方がよさそうです。

ちなみに、ある研究結果によると、事故や災害などの極限状態では、女性よりも男性の方が逃げ出して自分を守る傾向にあるのだとか。それだけに、男性目線から見ると、ストレスレスどころかストレスフルに感じる部分もあるかもしれませんが、これから家族旅行の予定がある方は、不測の事態にどう対処することが求められているのかを本作から学び、ストレスレスなバカンスを目指してみては?


以上、オススメの北欧映画3選をご紹介しました。日本からは遠く離れているだけに、気軽に北欧へ行くことはできないかもしれませんが、気分だけでも味わえるのは映画ならでは。北欧のなかでも国によって異なる魅力や文化もあるので、ぜひこの機会にさまざまな北欧映画に触れてみてください。

ライター/志村昌美(しむら・まさみ)_映画宣伝マンとして洋画や邦画の宣伝に携わったのち、ライターに転向。イタリアとイギリスへの留学経験から日・英・伊・仏のマルチリンガルを目指しつつ、映画紹介やインタビューなどを中心に女性向けサイトやエンタメ系メディアで執筆中。
ライター/志村昌美(しむら・まさみ)_映画宣伝マンとして洋画や邦画の宣伝に携わったのち、ライターに転向。イタリアとイギリスへの留学経験から日・英・伊・仏のマルチリンガルを目指しつつ、映画紹介やインタビューなどを中心に女性向けサイトやエンタメ系メディアで執筆中。
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