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完璧主義は非効率?改善主義のススメ

完璧主義は非効率?改善主義のススメ

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自分や部下に完璧を求めすぎていませんか?
完璧主義は一見いい言葉のように聞こえますが、完璧でない状態にイライラしてしまいがちで、不要なストレスの原因となってしまうのです。

完璧主義になってしまっている人は、考え方から変えていく必要があります。

そこで今回は、非効率な完璧主義をやめ、自分を高めることができる「改善主義」になるための方法をご紹介します。

■改善主義とはどんな人を指す?

「完璧」というのは、すべてが完成している状態であるため、それ以上になることはありません。
何も欠点がなく完璧な人なんていないので、自分や他人に完璧を求めることはいつまでも終わることがないのです。
そして、完璧にできない自分や他人に対してイライラしてしまったり落ち込んでしまいます。

自分は完璧主義かもしれないと感じる方は、自分がイライラしない状況を想像し、それは現実的に実現可能なことなのかを考えてみましょう。

それが実現可能であると感じることであれば、改善を重ねて理想に近づけていき、実現が難しいと感じるのであれば、完璧を求めすぎている可能性があります。

自分のできること・できないこと(欠点)を理解するのはとても良いことですが、できないことも含めて自分自身であるということを受け入れてみることが大切です。
そこで「自分にはできないから」と諦めてしまった場合は自分を伸ばすことはできなくなりますが、できないことや苦手なことであってもやり方を改善してみるなど最善を尽くす努力ができれば成長することができるかもしれません。

毎日少しずつ理想と現実のギャップを埋めるために行動できる人を、この記事では「改善主義」と呼んでいます。

自分や他人にできないことを求めストレスを溜めてしまうのは、ストレスが溜まるだけでなく、非生産的で非効率です。
現実で実現可能な理想に近づけるように部下に指示を出したり、自分自身のやり方を変えてみると「改善主義」になることができるでしょう。

■完璧主義のデメリット

まず、完璧主義のデメリットをより詳しく知りましょう。

①イライラや不安を感じやすい

完璧とは満点のことで、完璧主義の人は100%を求めます。
そのため、仕事などで完璧でないと感じたり物事が思い通りに進まないと、イライラや焦りを感じることも。

②達成感や満足感を得にくい

完璧主義であると、「こんなにできた!」よりも「ここができなかった」と感じがち。
理想を100点としたときに99点を取れていても、取れなかった1点のことが気になってしますのです。
そのため、達成感や満足感を感じにくくなってしまいます。

③ストレスが溜まりやすい

完璧主義の方は常にピリピリと緊張し続けていることがよくあります。
「ミスがないように」「完璧にしなくては」と考えていれば、そうなってしまうのも仕方がありません。
気を張り続けているため、リラックスすることができずストレスが溜まりすぎてしまいます。

④自分を否定してしまう

自分自身が思うように動けなかったり仕事でミスをしてしまうと、必要以上に落ち込み、自分を責めてしまいます。
自己嫌悪を繰り返すことで自分自身を嫌いになってしまい、余計に自己否定や自己嫌悪に悩むという悪循環に陥りがちです。

⑤仕事効率が落ちる

100%を求める完璧主義は、仕事でも妥協を許さないため作業に時間がかかってしまいます。
合格ラインのできであっても「もっとよくできる」と終わらせられないからです。
チームで仕事をしなければいけない時などは、他の人を待たせてしまうなど、良くない影響を及ぼします。

⑥途中で諦めて投げ出してしまう

完璧な仕事は実現するのが困難です。
完璧を追い求めるあまり、何かでミスをしてしまった瞬間に完璧に仕上げることは無理だと感じると、急に興味ややる気が失せてしまい、途中で投げ出してしまうこともあります。

⑦人間関係を悪くしやすい

完璧主義の対象は自分だけでなく他人にも当てはまる場合が多く、周囲への理想も高くなってしまいます。
そのため、周囲の人のミスなどに過剰に反応してしまい、人間関係を悪くしてしまうこともあります。

■完璧主義から改善主義に変わるには

では具体的に完璧主義をやめ改善主義になるための方法をご紹介します。

①ゴールが実現可能なものかを確認

仕事で求められているゴールはどこなのかをまず確認するところから始めましょう。
質と速さどちらを重視するのかなど、求められる出来を理解してから仕事に取り掛かるようにしましょう。

②物事を優先度で分ける

やるべき仕事や作業などをリストアップします。
それぞれを「すぐにやるべきこと」「やるべきことではあるが、すぐにやらなくてもいいこと」に分けて優先度をつけて、優先度が高いものから取り組むようにしましょう。
他のことが気になっても手は付けず、集中することが大切です。

③時間を決めて取り組む

仕事1つをすべて終わらせる時間を決めるのではなく、完了するまでに行う作業を工程ごとに分けて、それぞれを終わらせる時間を決めておきます。
そのように仕事を行うと、途中の作業で完璧を求めすぎて効率が下がることを防ぐことができます。
すべてが終わったら、残りの時間で全体を見直すようにしましょう。

④周囲に頼る

完璧主義は、一人で仕事をため込んでしまいがち。
「このくらい一人でやらなくては」と考えてしまうからです。
やることが多すぎて、期限内に終わりそうにないと感じたら、周囲の人を頼るようにしましょう。
チームで仕事をしているなら、それぞれの得意な作業で分担するなど、工夫をしてみてください。

⑤合格点を設定する

「この仕事はどの程度まで仕上げれば大丈夫か」と最初に合格点を決める習慣を付けましょう。
決めた合格点に達したら、完璧でなくてもそこで終わらせる習慣をつけてみてください。

100%の出来を求めることは良いことですが、仕事には効率も大切です。
時間が余った場合は、次の作業を早めに進めたり、リラックスして心身を休めるなどしましょう。

⑥休憩することを意識する

完璧主義の場合、あれこれ気になり作業に没頭するあまり休憩を忘れてしまうこともあります。
適度に休憩をはさむことは、脳をリラックスさせて作業効率のアップや集中力アップにも繋がります。

⑦失敗した時に自己否定をしない

自己否定をするメリットはひとつもありません。
「なんてダメな人間なんだ」と考えるよりも、「どうしたら失敗しないか」を考えたり、「次は頑張ろう」と前向きに捉えるようにしましょう。
最初は心から前向きになれなくても、繰り返し自分に言い聞かせることが大切です。

■まとめ

今回は、自分を高めることができる「改善主義」になるための方法をご紹介しました。

完璧主義は仕事効率を落とし、自身を苦しめ、時に人間関係も悪化させてしまうということがおわかり頂けたと思います。
改善主義になるためには、まず完璧主義をやめ、日々少しずつ理想と現実のギャップを埋める努力を積み重ねてみましょう。


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