stressless® Moment(ストレスレス® モーメント)

身につけておきたい所作

身につけておきたい所作

SHARE

「所作」と聞くと仕草やマナーを思い浮かべる方もいるでしょう。

仕草は動作や態度をいい、マナーは行儀や礼儀のことをいいます。
一方、所作とは「身のこなし・立ち振る舞い」という意味を持ち、日常動作(歩く時・椅子に座る時・姿勢・喋り方など)に通じています。

歌舞伎を見た時に、身のこなしが美しいと感じる方は多いと思いますが、歌舞伎では舞踏を「所作事」といいそのような動作の美しさが所作そのものなのです。
また、茶道や花道も立ち振る舞いを美しくする所作は欠かせず、日本人が昔から所作に敏感であることがわかります。

所作は礼儀作法を踏まえ、さらに品がよく見えるような立ち振る舞いをいい、正しいマナーや常識を知っていなければなりません。
さらに、いくらマナーなどがしっかりできていても、せかせかとしている人は所作が美しいとは言えません。

所作には動作の緩急や、間合い、目配りなどの育ちの良さを感じられるような雰囲気も重要です。
基本的な動作は大切ですが、それ以上に自身が美しく振る舞うことを意識することが必要になります。

美しい所作は場の空気を変える力を持ちます。
仕事やプライベートでの人間関係がうまくいっていない方は特に美しい所作を意識した方がいいでしょう。

今回は、人間関係を円滑にさせるために身につけておきたい所作をご紹介します。

■さりげないところから気をつける

バタバタ動き回ったりせかせかと落ち着きのない動作は美しくは見えません。

美しい所作を身につける上で全てに当てはまることが「丁寧」な動きです。
では、ほんの少し意識するだけで丁寧に見える動作を見ていきましょう。

①指先をそろえる

茶道や花道では、どんな動作でも指先が綺麗に揃っています。
普段の動作も指を揃えて真っ直ぐ伸ばすことで上品な印象に変えることができるのです。

ものを取る時も、親指・人差し指・中指をメインに使うと美しく見えます。
わし掴みが癖になっている方は、ものを取る時に都度意識して直しましょう。

②間を意識

キビキビと動くことは社会人として必要なことでもありますが、その動作が側から見てバタバタとしているように見えればそれは美しい所作とは言えません。

次の動作に移る時に、一呼吸間を置くことを意識してみましょう。

■日常の立ち振る舞い

姿勢や歩き方など、日常の立ち振る舞いは特に所作の美しさが出るポイントではないでしょうか。
リラックスしている時も美しい動作ができるように、日々意識しましょう。

①姿勢を正す

どんな時もスッと背筋が伸びている人は、それだけでも見た目の印象が良くなります。
猫背や巻肩ではいくら所作を気にしても様にならず、エレガントは言えません。

背中を曲げる癖が付いている方は、背筋を伸ばしても気を緩めたらまた元に戻ってしまいがちです。
気がついたら肩をぐっと背中側に寄せて背筋を伸ばしましょう。
頭が上に引っ張られるイメージで背中をそらし過ぎないように注意して、たまに鏡でチェックするといいでしょう。

②歩き方

歩く時に体が前のめりになっていませんか?
上半身を上に引き上げるように意識し、かかとに重心を置いて膝を伸ばして歩きましょう。

③座り方

つい椅子にドカッと座ってしまっていませんか?

特に男性はやりがちではないでしょうか。
リラックスしている時などは、背中を丸めて背もたれに寄りかかっているという方も多いでしょう。

椅子に座る時は膝の裏に椅子のヘリをつけ、背中を伸ばしたまま音を立てないように座ります。
つい背もたれを使いたくなりますが、背もたれに背中がつかないように姿勢を正しましょう。

疲れそう…と感じるかもしれませんが、背中を丸めて背もたれにもたれかかる方が実は疲れる姿勢なので、慣れれば身体の疲れが溜まりにくくなるかもしれません。

■食事のマナー

食事の所作が美しい人は、食べているだけなのに魅力的に見えます。
それだけ多くの人が食事のマナーができていないという証拠でもあります。

特に箸は持ち方はもちろん、「指し箸」「洗い箸」「舐り箸」などマナーが非常に多いので要注意。
食事の所作はまずマナーを知ることが大切です。

大人になるとなかなか注意される機会もなくなるので、食事のマナーを勉強してみましょう。
食事のマナーはハードルが高そう・自信がないと感じる方は、テーブルマナー教室に行ってみるのもいいでしょう。

■女性だけでなく男性も所作が美しい人は魅力的

美しい所作は女性だけのものと思っていませんか?
男性でも立ち振る舞いが上品な人は魅力があり、自然と人を惹きつけるため、人から好感を持たれやすくなるのです。

美しい所作の男性は余裕があり、清潔感や品格を感じられます。
それだけでなく、余裕があるぶん人に優しく接することができ、声を荒げることもありません。
部下がミスをした時など、怒るのではなく諭したり優しく的確な説明をしてあげることができます。
そのようになれれば、きっと部下からも慕われる上司となれるでしょう。
周りにそのような人がいるのであれば、手本として真似をすることから始めてみましょう。

さらに、ビジネスマンは毎日着るスーツや、オフィス カジュアルなら仕事用の服の着こなしを勉強するといいでしょう。
特にスーツはネクタイ・カフス・ポケットチーフなど、上品さを演出できる小物にも気を配るのを忘れないようにしてください。
オフィスカジュアルであれば、ジャケットやシャツなどのすっきりとした服装を選ぶようにしましょう。

スーツでもオフィスカジュアルでも、体型に合っているものをすっきり着こなすのがスマート。
せっかくの着こなしも、シャツやスーツにシワがあっては台無しなので、アイロンをかけるなどの手入れも手を抜かないようにしてください。
靴やカバンも磨くなどして汚れがないように保ちましょう。

■まとめ

今回は人間関係を円滑にするために身につけておきたい所作をご紹介しました。

美しい所作を身につけるためには、まず作法やマナーを覚えることが大切ですが、姿勢や歩き方、動作の区切りなどは今日から始めることができます。

最初はリラックスしたり気が抜けた瞬間に背中が丸まったり、つい勢いよく座ってしまうこともあるかもしれません。
しかし根気よく続けることで、どんな時もエレガントな立ち振る舞いができるようになります。

ご紹介した内容を頭に入れて、日々の動作を意識することから始めてみませんか。

SHARE
関連記事
ピックアップ