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ストレスフルな毎日から解放される「ワーケーション」という働き方

ストレスフルな毎日から解放される「ワーケーション」という働き方

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朝から深夜まで働いて、1日のほとんどを会社で過ごす人は少なくありません。特に日本人は真面目な気質で、勤勉な人が多いといわれています。

実際に、60代以上の、いわゆる ‘団塊の世代’ では、「自分の時間を犠牲にして、まるで社畜のように働くことは当たり前」という考え方がまかり通っていました。ストレスを感じながらでも働き抜く、ということが格好良いとすら言う人もいたようです。

現在の、2〜30代の働く人の考え方は、昔に比べれば随分変わってきているものの、やはり、有休を取るのに消極的だったり、定時で帰ることに負い目を感じる人が、まだまだ多くいるようです。

■「ワーケーション」という働き方

ワーケーションという言葉をご存知でしょうか。「働く(WORK) と、休暇(VACATION)」の造語で、休暇中に仕事をしたり、旅行先で仕事をするという意味の言葉です。

具体的な例を挙げると、有休を3日取得して、1週間旅行をし、そのうちの4日は旅行先に滞在して仕事をするという働き方です。4日間は朝から定時まで仕事をしているものの、早朝や夜などの勤務時間外は、旅行先で楽しむことができるわけです。

ワーケーションの良いところは、まず、職場環境が変わることで、同じ作業でもリラックスして臨めるということです。また、普段なら、なかなか定時で帰れずに残業をしてしまう人でも、旅行先にいるんだから夜は自分の楽しい時間にしたい!という思いから、仕事とプライベートにメリハリをつけることができるようになります。

また、仕事ばかりで、家族サービスが出来ないと嘆いていた人が、ワーケーションを利用することで、家族と一緒に旅行をすることができ、その間に仕事もこなせて、自分だけでなく家族のストレスも軽減された、という例もあります。

■ワーケーションのメリットとデメリット

リラックスして仕事ができそうなワーケーションというスタイルですが、実際にはメリット・デメリットがあります。

メリットとしては、先述したように、勤務日と休日を組み合わせる事により、長期の休暇を取得することができます。そして、上司や取引先の人など、ふだん顔を合わせる人と接することがない環境下において、ストレスを感じずに働くことができます。

そして、旅先ということで、テンションが高くなり、そのことが仕事の作業効率を上げる要因になるかもしれません。気持ちが解放的になることで、リラックスして、普段思いつかないような良いアイデアも浮かびそうです。

朝から晩まで働いて、ルーティーンのように日々を過ごしていると、新しい出会いや発見はそうそうないはずです。しかし、ワーケーションという働き方によって、普段の生活からは知り得なかった情報や価値観を得ることができます。そのことが今後の自分にも良い影響をもたらしてくれるはずです。

しかし、デメリットもあります。例えば、家族と旅行をしているのに、上手くスケジューリングができずに、互いにストレスを溜めてしまい旅行を楽しめなくなる可能性があります。

また、上司や取引先の人の中には、ワーケーションという働き方に理解を示さずに、早朝・深夜問わず連絡を取ってきたり、仕事を催促してくることで、せっかくの休暇が台無しになる可能性があります。しかし、現実的には数日間、出社しなかったわけなので、周りの人からは羨ましがられ、モヤモヤした気持ちでストレスが溜まるかもしれません。

そして、一番のデメリットは、「ワーケーションである」と理解しつつも、仕事と休暇のメリハリをつけることができないタイプの人が一定数いる、ということです。

普段から、当たり前に残業をしたり休日出社をしている人が、ワーケーションという働き方をしようとすると、自分の中のオン・オフのスイッチが切り替えられず、結果的に旅行先でダラダラと仕事をしてしまい、全くリラックスできなかったという結果になりかねません。

自分自身がワーケーションという働き方に向いているのかどうか、しっかり見極める必要があります。

■ワーケーションをより楽しむ方法

ワーケーションのメリット・デメリットがわかったところで、より積極的にこの働き方を取り入れ、楽しめるようにするにはどうしたら良いか考えてみましょう。


①出先にパソコンを持ち歩かない

パソコンを常に持ち歩いていると、勤務時間外であるにも関わらず、つい触って、いつのまにか仕事の作業を進めがちです。例えば、勤務時間はホテルにこもり仕事に没頭し、それ以外の時間はパソコンをホテルに置いたまま意識的に外出すると、自分で決めてしまいましょう。携帯電話もできれば置いていきたいところですが、それが難しいならマナーモードにして、気付きにくい環境を作りましょう。

②普段の生活では絶対に体験できないことを積極的にする

ワーケーションの一番の目的は、規則的な毎日から解放され、普段とは違う環境の下で、ストレスなく仕事をすることです。ですので、前後の休日や朝晩の時間を使って、普段なら絶対にできない体験をすることが大切です。観光が好きなわけでもないのに、旅行先だからと無理して名所をまわることは、余計にストレスになります。ただボーッと過ごしたとしても、それが普段の自分にできない体験であれば、最高のリラックスタイムになるのです。

■ワークライフバランスを整えることでストレスのない日々を過ごす

一度、ワーケーションという働き方を経験した人が、必ず感じることがあります。それは、「自分の人生の中で、今の仕事はどのくらいの比重を占めているのか」ということです。

当たり前のように出社して遅くまで働く、という毎日から抜け出して、ワーケーションという働き方で仕事をしてみると、外側から自分を客観視できるので、今までの働き方を見つめ直すことができます。すると、「いつもやっているあの作業はほんとうに必要なのか?」とか「もっとこうすれば良いのではないか?」などと、いろいろなアイデアが生まれ、よりシンプルで効率的に働ける方法、結果的には、さらに毎日を充実するための方法を考え、人生をブラッシュアップすることができるのです。

仕事ばかりしていることが悪いことではありません。逆に、休みを多く取ることも悪いことではないのです。大切なのは、自分自身のワークライフバランスに満足しているかということなのです。

もっと働きたい、もっと休みたいというストレスを感じることなく、自分が納得できるバランスで仕事をすることで、日々をもっと充実させることができます。慌ただしい現代において、心身ともにリラックスした状態で働くことはとても大切です。

ワーケーションという働き方が浸透して、誰もが気持ちよく働ける環境になっていくと良いと思います。

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